どーも、匠です。
先日Kindleを手に入れてからというもの、毎日Kindleで本を読んでいます。
これで読むようになると逆に本の方が読むの疲れるね。重いし暗いし。
でもKindleってなんだかんだ言ってもまだ持っている人少ないと思うんですよ。
あんまり外出てもKindleで読んでいる人見かけないし。
でもKindleはこれから皆が持つ時代になると思うんです。
今ってMDプレーヤー持ち歩いて音楽聞いてる人少ないでしょ?それと同じように。
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音楽同様、書籍もデータ化の時代
僕が初めてiPodを手にしたのは高校1年生の時でした。(2005年)
液晶がカラーになったばかりのiPod nanoです。なつかしー。
あの時ってまだまだMDプレーヤーの方が優勢だったのを覚えています。
でも高校3年生の時にはもうすっかりみんなiPod持ってましたね。
『え、まだMDとか持ってんの?古ーい』みたいな時代があっという間に到来しました。たったの2年くらいで。
まさにそれは『革命』でした。
でもそんな革命が書籍でも起こっています。
それがKindleです。
かつてAppleがiPodを出して音楽市場がCD販売からネット配信に移行したのと同じように、今度は書籍のマーケットが変わる時代です。
『在庫』という概念がない
音楽にせよ、電子書籍にせよデータ化される事によって何が一番変わったかというと『在庫がない』事だと思うんです。
CDを作っても売れ残れば在庫だし本だってたくさん刷っても売れ残れば在庫です。
在庫は売れるまではただの負債でしかありません。
そんな在庫を抱えたい人なんてどこにもいません。
でもこの『データ化』によって在庫という概念そのものがなくなりました。
売れれば報酬が入るというとてもシンプルでリスクの低い仕組みです。
誰でも音楽や本を作って売れる時代
個人の楽曲でもiTunesで配信したり、本もKindleストアで販売できるって知ってました?
まあ売れなくても在庫にはなりませんからね。
新規参入のハードルがぐっと下がりました。
逆に言えば事務所やレーベルを通さなくても表現する場所が増えたと言う事です。
定額制は可能性を潰す?
先日AppleMusicが発表されました。
他にもLINE MUSICやAWAなど定額ストリーミングサービスが増えてきましたね。
でもこれってすごく反対意見も多かったんです。
海外の著名なアーティスト達が『これじゃ若手が食えない』って。
でも確かに食ってくには結構ハードルが高いそうな。
このデータはiTunesではないですが、ダウンロード1曲当たりの報酬が16.6円に対してストリーミングは1再生で0.16円だそうです。
つまり100回再生されて初めて1曲ダウンロードしてもらえたのと同じです。
アーティストは実力主義なのはわかりますが、あんまりにも報われないような報酬では、未来あるアーティストが減る一方だと思うんですよね。
つまりいい作品が生まれる可能性を自ら潰しているというか。
でもこれって電子書籍にも同じ事が起こりうると思うんです。
電子書籍も定額になっちゃう?
今後、可能性は
十分にあると思う。
ただ音楽に比べて書籍は人口が少ないのか、iTunesほどKindleストアは盛り上がってないと言う事なんだよね。
やっぱ定額制ってお客さんがたくさんいるから成り立つ訳で、小さなマーケットでは成り立たない。
だから可能性はあるけどもっとKindleが巨大マーケットにならない限りかなり先の話かも。
中国ならすぐにできるかも?
ちなみに中国本土ではAppleMusicは開始されないそうです。
理由はもう既に中国には月額ストリーミングサービスが存在して、利用者も圧倒的に多いので月額160円とかそんくらいでできてるらしい。
だからAppleが参入する隙はもうないという事。
でもこれって中国の人口を持ってすれば電子書籍の定額化もできなくはないかもね!
まとめ
実はこの定額サービスってもう取り返しのつかない事始めちゃったんじゃないかなって思うんです。
なんか1曲1曲が『軽い』というか。
好きな曲を課金してダウンロードしたりした時って結構その1曲を大事に聴いてた気がしたんだけど、これだとどんな最新のいい曲でもなんかありがたみがないというか。
例えばカニを食べる時に普段ならしっかり身ほじくって食べるんだろうけど、『カニ食べ放題』だったらまだ身残ってても次のカニ食べちゃうみたいな。
でもこのままでは『カニの食べ方がヘタになる』と思うんですよね。
まあこの定額サービスを悪いと言うつもりはありません。
実際すごく便利だし。使ってるし。
だから絶対電子書籍も同じ道を辿るよね。
ただもしも電子書籍の定額サービスが始まるのならその時はもう少し報酬を高くしてもいんじゃないかなーなんて思います。(じゃないと誰もやらなくなっちゃうよねー)
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