どーも、おいしい物を求めて天城越えしてきた匠です。
今回は静岡県の河津町まで遠征してきました。
グルメなあなたならもうピン!ときたはず。
あのわさび園 かどやの『わさび丼』ですよ!
こちらは以前テレビドラマ『孤独のグルメ』でも取り上げられ、あのゴローさん(ドラマの主人公)がオカワリしたという伝説の『わさび丼』です。
最近ではいきなり!黄金伝説。でもサンドウィッチマンのお二人が食べにいってました。
まあわさび丼を出すお店は他にもたくさんあるのですがなぜココが注目されているのかと。
まずは簡単にかどやのわさびについてご説明を。
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わさびを2年かけて育てている
わさびは通常1年で収穫されるのが一般的なのですがこのかどやさんのわさびは2年かけて育てられています。
しかしわさびは1年でも2年でも取引される金額は同じです。
なのになぜ2年にこだわるのか。
生産者の稲葉さん曰く『2年のほうがたくさん栄養を吸収し、おいしくなる』との事。
このわさび、とてもでこぼこが多い。
しかしこのでこぼこは多ければ多いほどたくさんの栄養を吸収した証拠なのです。
同じ値段で取引されるにも関わらず倍のコストをかけてまで育てるのにはやはり『おいしいわさびを食べてほしい』という生産者の思いが伝わりますね。
では前置きはコレくらいにして早速レポートにいきませう!
『わさび園 かどや』
山道を抜けるとそこに突如出現。
奥が食堂で右手前がお土産コーナーになっています。
平日の11時頃に到着したので特に混雑はしておらず店内は1組のみ。
なんかすごい行列すると聞いていたので心配でしたが平日というのが大きかったようです。
かなり山の中にあるので水は奇麗、空気もうまい。まるで秘境のようだ。
早速に入店。
パンチの効いた剥製がお出迎え。
わさび焼酎なるものも置いてあります。
そしてお目当ての『わさび丼』を注文します。
最初にわさびだけ出てくる
おおー。まさに擦り立てを体験できると。
鮫皮おろしがかなり使い込まれています。
上の葉っぱ?ヘタ?みたいな所を手でむしって頭から擦るそうです。
こんな感じ。
まあるくまあるく擦るのがいいと!
なかなか疲れます笑
やっとここまできたー!
でもね、まずここでびっくりしたのが『めちゃくちゃ色が鮮やか』という事です。
おうちのチューブのわさびよりもとても奇麗な緑をしていませんか?
もはや蛍光色みたいな。
すんごい奇麗です。
ごはんにわさびを乗せる
擦り終えた頃にごはん登場。ごはんには鰹節のみ。
そこにすりたてのわさびを真ん中に乗せます。
ここで醤油をかけるのですが醤油はわさびにかけてはいけないそうです。
風味や香りが飛んでしまうそうです。
わさびにかからないよう回りにぐるっと醤油をかけて。。
わさび丼完成!実食!
いやーうまそうです。もう我慢できません。
いただきます!
うめえ。。!!
なんだろう。。いつも食べているわさびとはまるで違う。
まず一番違うのが『香り』
ちょっと表現が悪いが普段食べているわさびがインスタントコーヒーならこれは挽きたて淹れたてのコーヒーだ。それくらい違う。
口に運んだ瞬間に『ふわぁー』っとわさびの香りが口一杯に広がるという初めての体験。
しかし食べた人みんなが『甘い』と言っているが辛くない訳ではないです。
ただいつも食べているわさびが『辛い』しかないのであればこのわさびは『辛い+甘い』だ。
一見矛盾しているようにも思えるが本当に『辛い+甘い』。
食べた瞬間、ツーンとわさびの突き抜けるようなさわやかな辛さの中に甘さを含んでいる感じ。
でもコレばかりは食べてもらわないと絶対に伝わらないと思う。
そして普段は引き立て役が多いわさびだがコレに関しては鰹節と醤油のほうが『引き立て役』にまわる。
純粋にわさびのおいしさを堪能するには最高の『シンプル丼』である。
いっくらでもごはんが進んでしまうよコレ。
ゴローさんがオカワリした気持ち。
今ならわかる。
付け合わせの『わさび味噌』もうまい
付け合わせのわさび味噌が僕的に超ヒット。
あのね、辛くないんです。
コレに限っては本当に辛くないんです。
でもわさびの香りを感じられるというすごい味噌。
ごはんが進むー!!
これ買って帰れないかなー、と思ったらお土産コーナーで売ってました笑
もちろん購入。
僕の大好きな『乗せるだけシリーズ』がまた一つ増えました笑
生わさびは買うこともできる
ここのわさび丼を食べれば絶対に『自宅でも食べたい』と思わせてくれます。
なので自宅でも食べれるように買って帰りました。
いろんなサイズが売っていて大きいのから小さいのまでたくさんあります。
新聞紙にくるんでビニール袋に入れて冷蔵庫で1〜2ヶ月はもつそうなのですが擦り始めたらなるべく早くとの事なので小さいのにしました。
ちなみにコレ一個で僕は白米2,5合はイケると思います。
向かいのお店にわさびソフト
店を出ると向かいのお店に『わさびソフト』の文字。
人生で初めて食べます、わさびソフト。
辛い。。甘い。。辛い。。なかなか新しい味です。
まとめ
とても『わさび漬け』な1日だったが本当に感動した。
まさか普段引き立て役のわさびがここまで立派な主役になれるなんて。
ただもう一度言うけど決して辛くない訳じゃないよ!
『辛いだけじゃないうまみがある』のです。
それが一番の違いですな。
香り、甘み、辛み、うまみ、すべてを兼ね備えている『かどやのわさび』
一度食べたら普通のわさびには戻れないので食べる際にはご注意を。
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